Colorful Rat

京都市南区吉祥院宮ノ西町4-1
TEL:075-874-7938

marron

表現 クリエイテイブ アート サブカルチャー 再現前化について

更新日:

こちらには少し、難しめの文章を書いています。

軽めの読み物を好まれる方は ↓こちらへどうぞ

こちらのコラムと関連したブログ記事をアメーバブログに掲載しています。

ご興味ございましたら、ぜひそちらも併せてご覧ください。

きっかけ

最近、「表現とは何か?」とか「自分の中のクリエイティブ性」について

考えるきっかけになる事象がいくつか続いたので、

記しておきたいと思います。


まず、きっかけになった事象ですが…


1つ目は、美術館に行ったこと。


2つ目は、メルカリでポストカードを探したこと。


3つ目は、iPhoneのオンラインカタログについてのこと。


4つ目は、ネットのお友達の小説を読んで思ったこと。


です。



偶然と必然

その前にまず…


きっかけになった事象が続いたことについて

少し考えを述べておきたいと思います。


よく、共通した事柄が起こった時

それは「偶然ではなく必然である」と言われますが…

私は少し違うと思います。


物事と言うのは一面的ではありません。

どんな物事も多面的であり

Aという事象、Bという事象、Cという事象の間には何の関係もありません。


けれど、人間側がその事象に共通事項を見つけ

「偶然同じことが起こった」とか「必然」とか言うのだと思います。


物事は、多面的で玉虫色で…

見る人間側が、A,B,C  の間に共通事項を見つけるのだと思います。



美術館に行ったこと

さて、ここからが本題です。


私は最近美術館に行きました。


そこで、直径1mくらいある大きなお皿が展示してありました。

「どうやって作ったんだろう?」

とても不思議で、側にいた学芸員らしき人に訊こうかと思いましたが

まあ、これは粘土を手で延ばしたんだろうな、と思いそのまま通り過ぎました。


それから、展示されている着物の質感を見たり


本物そっくりに作られた

蜜柑

玉蜀黍

などを見て

「今の人は、着物や絵画より

こういうソックリ物のほうが“インスタ映えする”とかって喜ぶんだろうな」と

多少世の中を斜めに見ながら、また通り過ぎました。




それからそのフロアを見終わって

次のフロアに行った時、人ひとりが入れるくらいの大きな壺を見つけました。

(「萌葱金襴手蓋付飾壺」加藤土師萌)


その壺を見たとき、これは本当にどこをどう見ても

作り方がわからなかったので

学芸員らしき人に「どうやって作ったのか?」と質問しました。


そうしたら、その人は学芸員ではなく

またその日は学芸員がお休みでいないということだったので

後日、サイトから問い合わせました。




美術館から返信があり

それによると、

「初め、轆轤で作ってみたが失敗し、

再度轆轤で小さな型を作り

それを石膏で作った外側の型にはめ、手延べで2段・3段と作った」

という内容が、丁寧な文章で書かれていました。




…と、ここで気づかれた方もいるかもしれませんが…

皿や壺の作り方が気になったり

着物の質が気になったり…

「私は芸術品の鑑賞者ではなく、クリエイターなのだな」と

自分を面白く感じました。



メルカリでポストカードを探したこと

実は、美術館に行ったのは、展示品の鑑賞だけではなく…

ある事情で、美術館で売られているポストカードを買うのも目的でした。

けれど、ショップに思うようなポストカードがなかったため

家に帰ってからメルカリでポストカードを探しました。


メルカリで「ポストカード アート」で検索したら…

なんと!アニメのポストカードが沢山出てきました!!

私は「あれ?間違えたかな?」と思い

もう一度、検索窓を確認しました。


やっぱり、

「ポストカード アート」になっています。





「art」という言葉からどのようなものを連想されるかは

人それぞれですが…


私の中では

「art」=「アニメ」という図式はありません。


アニメとは、サブカルチャーであり

artとは思えません。




当時、サブカルチャー的存在だっただろう

「鳥獣戯画」が今や他の文献などと同じ「古典」になっているように

私が知らぬ間に、アニメもartになりつつあるのか?とも思いました。



ヨージヤマモトはartか?

そこで、「art」と「artではないもの」について考えるようになり、

例えば、チャイコフスキーは「art」であるけれど

電気グルーヴは、サブカルチャーだよな…とか、


だったら、米津玄師は J-POPだけど「art」寄りな気がする…とか

清春は? UVERworldは? とかいろいろ考えだして


今度はファッション編になり、

ヨージヤマモトのお洋服は1点1点を作品として捉えられるけれど

DIESELのお洋服は、私にとっては「art」や「作品」ではなくファッション

そしてGUのお洋服は「服」だよな…と分類しだしました。


けれど、しまむらで可愛い服を見つけて買うこともあるし…

う~ん…難しいです…



作品を買うということ

そうして、いろいろなモノを自分の中で分類しているうちに

“あること”に気づきました。


「あ~私は、値段の高い安いでなくいつも“作品”を買っているのだな」と。


だから…持っている傘が壊れて次の傘を買う時も、

友達は「私やったら100均の傘買うわ」と言うけど

私はとりあえず…家にあるボロボロの使い古しの気に入らない傘を使いつつ

何年かかっても、自分の気に入る「傘」に出会うまで


それこそ、100均からデパートから雑貨屋さんから探し回っても

気に入ったものが見つかるまで、次の傘を買わないのだな。と思いました。


iPhoneのオンラインカタログについてのこと

さて、話題は変わりますが…


最近、私の使っているiPhoneのバッテリーが弱くなってきたようで…

バッテリー表示が急に何十パーセントも減ったり

勝手にアプリのインストール表示が始まったりするので(^^;

壊れる前に買い替えようと、オンラインカタログを見てみました。


さすが、Appleです

オンラインカタログ…オシャレすぎます(^^;

デザインがオシャレ過ぎてスペックが頭に入ってきません!


いろんな色のiPhoneがグルグル回るエフェクトも

「どうやって作ってるんだろう…」とそればかり気になります。





…はい…ここでも、私は、オンラインカタログを「作品」として見ていて

また、“どうやって作ってるんだろう…”と

「クリエイター」として見ていることに気づきました。


ネットのお友達の小説を読んで思ったこと

そんな中で、ネットのお友達の小説が

あるサイトでランキング2位になったというので読みに行きました。

このお友達は大変博識な方で、私はいつも刺激を受けています。


今回の小説も大変面白く、読み進めているうちに

ふと、ある登場人物のセリフが気になりました。




【表現じゃなく、批判に軸足がずれているんじゃない?】




「ドキッ」としました(^^;

作曲を始めたころから…いつくらいだろう…

たぶん、数か月前までは

ただ「私の曲を聴いて楽しんでもらえば…」「幸せな気分になってもらえば…」

と思っていた私が、



つい最近は、

「こんな素人の作った曲聴いてもらえないだろうな…」と思っていました。



同じ表現者としての、そのお友達が絶賛してくれる

私の曲への感想も素直に受け取れずにいました。



表現者

【表現じゃなく、批判に軸足がずれているんじゃない?】


正に、私に向けられた言葉でした。



ただ、表現するということを忘れていました。

私だけではなく…大人になればある程度の人が

周りからの目や、批判を気にし、

クリエイティブなこと以外でも

「ただ、表現する」ということ忘れてしまうものなのかもしれません。


それは、「繊細な自分」を守ろうとする行為なのかもしれないし…

「社会で生きるための処世術」なのかもしれません…


けれど、私はまた「ただの表現者」に戻ろうと思いました。


それが、このコラムらしき文章を書こうと思ったきっかけです。


いつかまた、「批判」に軸足が傾き過ぎてしまったとき

自分でもこの文章を読み返そうと思います。


再現前化

そして、もう1つ大切なこと。


そのネットのお友達に「再現前化」という言葉も教えてもらいました。

「再現前化」とは、音楽でいうと

“1つ1つの音と鑑賞者との距離が0であればそれはただの音だが、

音と鑑賞者の間に距離ができると、そこで初めて曲に聴こえる”といったものです。



それを知って、

私がやっている「作曲」という行為も、1つ1つの音の羅列でしかない。



しかし、「私」という存在がいて

はじめて「曲」になるんだなあと思いました。


つまり「クリエイター(創造主)」ということです。


偶然と必然

そして、ここで初めのほうのタイトルに戻ります…


私は、「偶然や必然といわれるものは、

人間側がいろんな事象から共通事項を見つけ出すこと」

と述べました。


私が、

〇美術館に行ったこと

〇メルカリでポストカードを探したこと

〇iPhoneのオンラインカタログについてのこと

〇ネットのお友達の小説を読んで思ったこと


以上のことから

「表現」や「クリエイティブ」に共通事項を見出したのは



「私」という人間が、

「表現」や「クリエイティブ」に興味があり


「表現者」であり

「クリエイター」である証なのだと思いました。




みなさんは、この世に無数にある事象から何を共通事項として

捉えられますか?

それがきっと「あなた」を表すモノなのだと思います。




後記

この文章は、自分がまた【批判に軸足が傾き過ぎたとき】

読み返して原点に立ち返るため書き残そうと思いました。


なので至らぬ部分もあるかと思います。

そこはご容赦ください<(_ _)>


そして、今回のことを踏まえて

「人の好き嫌い」についても書いてみたいと思っています。


書きたいことや紹介したいことがたくさんあるので

いつになるかわかりませんが…

気長にお待ちいただけたら…と思います。

-marron

Copyright© Colorful Rat , 2020 All Rights Reserved.