では、愛するとはどういうことなのでしょう?
それは…「好き」「嫌い」を超えたものだと思います。
相手の嫌な部分が見えても、それでもその人を大事にしたいと思える…
そういう存在が「愛する存在」なのだと思います。
愛別離苦…と言って仏教では「愛すること」は苦しみを伴う事とされ
あまりいい意味ではないようです。
けれど、私は、苦しみを伴っても
「愛する」という豊かな経験をするのは大事なことだと思います。
なぜそう思うか?というと…
いろんなところで書いているので繰り返しになるかもしれませんが…
私は、10年前に亡くした愛犬を愛していました。
この10年…そして今も失った事で苦しんでいます…
けれど、自分よりも大切と思える存在に出会えたこと
UVERworldの「美影意志」の歌詞にあるように…
素敵な景色を見た時一番最初に見せたいと思う存在
美しさ、楽しさを、分かち合いたいと思う心を持つ経験
そしてできたら…苦しみや生きる辛さも分かち合えて
楽しみに昇華できる経験…
そういう経験をすることは
人生をとても豊かにしてくれると思います。
そこには苦しみもあるけれど…
出会えてよかったと思うのでした。(了)